抗老化医療を1年学んで、私が変わったこと
これまで私は、病院や在宅医療の現場で、小児からお看取りまで、さまざまな病気を抱えた患者さまの看護に携わってきました。
そんな私が、未病・予防医療という分野に足を踏み入れてから、1年が経ちました。

この1年間、抗老化医療や美容医療について学び続ける中で、私自身の身体や生活、そして「これからの人生」について考えることが、以前よりもずっと増えました。
今回は、1年という節目に、抗老化医療を学んだことで私自身が変わったことをお伝えしたいと思います。
まずは、自分自身の身体を知ることから
抗老化医療の世界に入り、私が最初に始めたのは、自分自身の身体を知ることでした。
まず受けたのが、自分の腸内細菌を調べる「マイキンソープロ」という検査です。

これまでは、「これは身体に良いらしい」と聞けば取り入れてみる、ということもありました。
でも、せっかくなら何となく健康に良いと言われていることをするのではなく、自分には何が足りないのか、今の自分の身体はどのような状態なのかを知ったうえで向き合いたいと思ったのです。
検査結果は、総合評価でB判定。
幼少期から便秘体質だった私にとっては、思っていたよりも良い結果だったことに、少しほっとしました。
同じ頃、生物学的年齢も調べました。
生物学的年齢とは、暦年齢とは別に、身体の状態から見た「細胞の年齢」を捉えようとする考え方です。

自分が実際にどのくらい老化しているのか、老化のスピードはどうなのか。
そうしたことを数字として知ることができる検査でした。
そして、結果は――
実年齢よりプラス3歳。
正直、ショックでした。
頭では「年齢を重ねることは自然なこと」と分かっていても、数字として目の前に突きつけられると、決して他人事ではいられません。
この結果をきっかけに、私は本気で抗老化医療、そしてエイジングケアに取り組んでみようと思うようになりました。
最初に見直したのは、特別なことではなく「生活習慣」
そこからまず見直したのは、毎日の生活習慣でした。
食事は、抗老化医療の視点から少しずつ選び方を変えるようになりました。
それまでは、食べたいものを自由に食べてきました。
でも、「何となく口にしているもの」を一つひとつ見直してみる。
自分の身体にとって本当に必要なのか、どのようなものを選んだらよいのかを考えて食べるようになりました。

身体を動かす習慣も新しく加わりました。
朝の時間にストレッチや筋トレを取り入れるようになったのです。
睡眠についても、以前より質を意識するようになりました。
例えば、就寝直前までブルーライトを浴びないようにするなど、できることから少しずつ変えていきました。
決して、特別なことをしているわけではありません。
でも、こうした小さな積み重ねが、自分の身体を内側から少しずつ整えてくれているように感じています。
外見のエイジングケアも、考え方が変わりました
身体の内側へのケアと同時に、外見のエイジングケアにも取り組み始めました。
以前の私は、大手化粧品メーカーの化粧水、導入美容液、乳液など、いわゆるスキンケアのフルコースを当たり前のように使っていました。
SNSの広告で「シミが消える」とうたわれているジェルを購入したこともあります。
そのときの使い心地が良かったり、「良い化粧品」と言われたりすると、それだけで肌に良いことをしているような気持ちになっていました。
けれど、どれだけ良いと言われる化粧品を重ねても、シミやシワ、くすみがなくなるわけではありません。
むしろ、肌の変化は少しずつ進んでいきました。
その経験から、「その場の付け心地」と「肌そのものを整えること」は、必ずしも同じではないのかもしれないと考えるようになりました。
今のスキンケアは、とてもシンプルです
現在の私のスキンケアは、とてもシンプルです。
夜は美容石鹸で1日1回だけ洗顔。
朝はぬるま湯で軽くパシャパシャと流す程度です。
その後、ごく少量の美容ワセリンを手のひらに伸ばし、顔にそっと乗せる。
基本的には、それだけです。
そこに、光治療という美容医療を取り入れています。

外側からいろいろなものを重ねて覆い隠すのではなく、肌本来の力を大切にしながら、整えていく。
そのような考え方に変わったことで、この約1年間、ファンデーションを使わずに過ごしています。
これも、この1年間の学びを通して、私自身が抗老化・エイジングケアに取り組んできた結果の一つだと思っています。
美容医療に対する「怖さ」が変わった
美容医療と聞くと、少し身構えてしまう方もいらっしゃると思います。
実は、私自身も43歳でこの世界に足を踏み入れるまでは、そうでした。
学生時代はテニス部で、真っ黒に日焼けしながら部活動に励んでいました。
30代では訪問看護師として、猛暑の中も自転車で都内を駆け回る毎日。
これまで、たくさんの紫外線を浴びてきました。
当然のように肌にはシミが増えていき、
「消しても、また出てくるから」
と、半ば諦めていた時期もありました。
そんな私が、光治療を続けるようになり、少しずつ肌の変化を感じるようになりました。
シミが薄くなっただけではありません。
気になっていた赤みやくすみが落ち着き、肌が明るくなり、ハリやツヤも感じられるようになりました。

これは、あくまで私自身が継続して体験する中で感じた変化です。
でも、だからこそ私は、今では光治療が大好きです。
これまで蓄積してきた紫外線の影響と向き合いながら、肌が本来持っている力を引き出すことを目指していく。
そんな美容医療の考え方に、魅力を感じています。
「何にお金をかけるか」ではなく、「どう向き合うか」
高級な化粧品に年間を通してお金をかけ続けるのか。
それとも、自分が必要だと感じる美容医療を取り入れていくのか。
もちろん、どちらが正解ということではありません。
ただ、1年間という時間をかけて自分の肌と向き合ってみたことで、
「自分にとって、本当に意味のあるケアとは何だろう」
と考えるようになりました。
美容医療も、一度の施術だけを見て判断するのではなく、1年、2年と長い時間の中で、どのように自分の肌と向き合っていくのか。
そうした視点を持つことで、美容との付き合い方も変わってくるのだと思います。
身体が変わると、心にも変化が生まれた
そして、生活習慣を見直し、身体を整え、外見のエイジングケアにも取り組むようになると、心にもはっきりとした変化が現れました。
見た目が少し変わると、心も少しずつ前向きになる。
気持ちが変わると、行動が変わる。
行動が変わると、日々の景色も変わっていく。
そんな経験を、私自身が実感しています。
生活習慣を整えることも、外見のエイジングケアをすることも、単に身体や肌をきれいにするためだけのものではありません。
もしかすると、これから先の人生の質を、静かに支えてくれるものなのかもしれません。
小さな積み重ねが、毎日を少しずつ変えていく
新しいことを始めるのには、勇気が必要です。
特に、美容医療には「何をされるのか分からない」「自分には必要なのか分からない」といった不安を感じる方もいると思います。
私自身もそうでした。
だからこそ、私は抗老化医療や美容医療という世界を知ることができて、本当に良かったと思っています。
- 食事を見直したこと。
- 睡眠を意識するようになったこと。
- ストレッチや筋トレを始めたこと。
- スキンケアをシンプルにしたこと。
- そして、自分に必要だと思う美容医療を取り入れたこと。
そのどれも、特別で難しいことではありませんでした。
けれど、一つひとつの小さな積み重ねが、私の毎日を少しずつ上向きにしてくれているように感じています。
「覆い隠す」のではなく、自分本来の力を大切にする
この1年間、抗老化医療について学び、実際に自分自身で体験してきました。
そこで私が感じたことを一言で表すなら、
「覆い隠すのではなく、自分の身体や肌が本来持っている力を大切にし、静かに整えていく」
ということなのかもしれません。
これは、単に美容だけの話ではありません。
自分の身体を知る。
今の自分に必要なものを考える。
できることから生活を変えてみる。
必要であれば、医療の力も借りる。
そうやって自分自身を丁寧に扱うことが、これから先の人生をより自分らしく過ごすことにつながっていくのではないかと思っています。
この1年の出会いと学びに感謝して
ここまで歩んでこられたのは、決して私一人の力ではありません。
抗老化医療・美容医療という分野を丁寧に教えてくださった西嶌先生。
そばで支えてくださり、共に学んでくださった関係者の皆さま。
そうした方々との出会いと学びがあったからこそ、この1年間をこれほど濃く過ごすことができました。

この場をお借りして、心より感謝申し上げます。
これからも、まだまだ学ぶことはたくさんあります。
看護師としてこれまで大切にしてきた「人を支える」という視点に、抗老化医療や美容医療、予防という新しい視点を重ねながら、私自身も学び続けていきたいと思います。
そして、抗老化医療を通して、一人でも多くの方が自分自身の身体と向き合い、これからの人生を少しでも豊かに、自分らしく歩んでいけるように。
私自身の歩みとともに、これからも学んだこと、感じたことを丁寧にお伝えしていきたいと思います。


